とりあえずB

飲むべきか 呑まれるべきか それが問題だ

チェンマイ13日目

酒の抜けきらない身体で、オールドメディスンホスピタルのマッサージ2時間コースを受けてみました。
二日酔いを見透かされたのか、えらくソフトタッチで、物足りない感満載の施術をウトウトしながら受けていると、元気な声で手を合せながら
「コップンカー」
と最高の笑顔で入室してきた、お姉さま(熟年)2人。
室内にある更衣室に案内され、二人一緒に入ったと思ったら、一人が慌てて出てきて
「これ取るの?取らないの?つけててOK?」
自分のブラジャーを施術着の襟口からむんずと引っ張り出し、日本語の殆ど通じないスタッフに尋ねる。
「(着けてて)OK!」
との返事を聞くや否や、更衣室に戻り、相方に
「ブラジャー着けてていいってさ~!」
更衣室と言っても、室内に設置された簡易的なもので、外まで声は丸聴こえ。
もう私の全神経は彼女たちに釘付け。

施術中、蚊が私の足にとまり
「Ka~!蚊~!」
と拙い日本語で私に教えてくれる担当のセラピストさん。
足を動かすと飛んで逃げていく憎い奴、、、と思った瞬間 “ビシッ” と一発で床に叩きつけ蚊をやっつける彼女。
残念ながら、潰れた蚊からは私のであろう血が飛び散り、床にこびりついた。
これは完全に刺された証拠だわ。
「なんだぁ刺された後かぁ。」
と思わず意識せず呟いてしまった私に
「蚊も若い方が良いのね。」
と、こちらも無意識のうちに、吐き捨てるように独りごちるお姉さま。
その後お姉様方はハードな施術に、
「痛い痛い痛い」「身体硬いから、痛いのよ、痛い痛い!」
と叫び始める。
一人だけ少し日本語が分かるマッサージ師さんがいたので、その方に
「痛いって、タイ語で何て言うの?」
と涙を浮かべて尋ねるお姉さま。
「ジェップ。」
という答えを聞いた数十秒後には、
「ジェフ、ジェフ、ジェフ、、、ジェフ???え?何だっけか?」
もう私の頭の中にはジェフグルメカードと、松田聖子の元彼(古っ)しか思い浮かびませんでした。

ソフト過ぎると思った施術でしたが、コースが終了し数十分経った頃から急に肩が軽くなり、気分爽快に。
やはりセラピストさんの腕が良いという噂は本当だったようですな。

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(写真)オールドメディソンホスピタル