チェンライ4日目
(タイ26日目)チェンマイ~タートン~メーサローン〜チェンライ
約束通りにまたまた訪れましたよ、ドイトゥン。
チェンライのバスターミナルから、モータサイのオッチャン(多分年下)に今から行くとの旨、電話。
ワタシが使っている公衆電話の隣で、電話がかけられずに悪戦苦闘している熟年日本人男性。
「何でかかんないんだぁ~?」
と独りごちているので、
「コイン入れてすぐダイヤルしないとダメですよ~。」
とワタシ。
「日本語、上手いですね!」
おいっ!日本人だから!!!
そんな朝の始まり、飽きもせずドイトゥンへ。
そして飽きもせず、もう一度同じガーデン。
やはり二度目も美しい。
念願だった、このガーデンでブランチ。
ここ丸一日いられるわ。
しかしモータサイのオッチャンを待たせているので、それ程長くはいられず。
渋々出るが、帰る客をゲット出来たのか、結局オッチャンを30分待つ羽目に。
その後ニヘラニヘラ笑いながら現れた彼に、このドイトゥン・カフェで売られていたクッキーの工場へ案内してもらう。
商品展示はあるが物販は無し。
ここはファームも併設して、初めて見ましたわ、マカデミアンナッツの木。
その後はドイトゥン山頂にあるお寺ワット プラタート ドイトゥンへ。
その下にあるお寺にて、ガイド無しでレンタカーにて旅行中のイスラエル人グループに捕まりオッチャン質問攻め。
そのお寺の出口ほんのちょい下に、そそるスポット発見。
行ってみたいので下ろしてと告げる。
上にも何かある(´∀`*)
おっ!いい感じの涅槃仏。
取り囲む皆さんも魅力的。
やぁやぁ♪
ガイドのオッチャンが、急に思い出したようにナイスなビューポイントがあると言うので歩くことに。
この涅槃スポットの道から見て右側をちょっと奥に入ると、木の枠とその後ろにあるコンクリートのマンホール(巨大井戸?)がある。
これが入山道の目印。
ひたすら歩き続けるオッチャンの背中について行く私。
勿論息は上がりっぱなし。
かなり険しい岩場をどんどん行くオッチャンの足元はクロックスのバチもの。
滑らないのか?ヘイ! タフガイ!
身軽なオッチャンについて行くのが必死で、何度も崩落しそうになるも、何とか無事登頂する事が出来ました。
頂上の目印に立っている棒
予想よりも遥かにハードな岩場でしたが、歩くこと数十分でこの素晴らしい眺め。
遠くの山はミャンマー
オッチャンの背中についてるのはナンバー
因みにワタシはもう直視できない程に汗だく。
顔がぐちゃぐちゃだけれど、そんなのどうだって良い!
見よ、この目の前に広がる世界を。
ちっぽけな事なんてマイペンラ~イ。
と思える位に素晴らしい景色がそこには広がっておりましたが、実際は気になる今日の日焼け具合。
いや~、汗で流されたまんま、日焼け度目塗り直さないで、この直射日光に浴び続ければ、シミ・ソバカス・肝班の大増量、間違いないわ。
あ、でもこの眺めは、肝班1個分の価値に値する。
これが見れたのだもの、ちょっと位の太陽のいたずらには目を瞑ろうぞ。
残念ながらスモークがかかっておりますが、12月や1月など、空気がクリアな季節ならば、すご~く遠くまで見えるらしい
これは↑岩では無く木の根っこだそう。立派だわ。
下山後はミャンマー国境そばのもう一つのフラワーガーデンへ。
こちらは相当奥地にある為、観光客が殆どおらず。
というか、ワタシが行ったときには花の世話をするスタッフばかりで、お客ゼロ。
客が来ないので、ここに来て乗客を待つバスやミニバンは無く、ソンテオやモータサイすらいない為、たまぁ~に往復の送迎を頼まなかった観光客が時々大変な目に合うそうです。
植物園の一番奥の100m位先はミャンマーとの国境で、杭が打ってあります(手前の柵は植物園の)
1つめのガーデンよりは大味でしたが、まぁ満足。植物園の奥から見えたボーダーを見に行く事に。
数十メートル先の柵から向こうがミャンマー
他国がすぐそこって、島国にいるワタシからすると不思議な感じ
その後は無料の鳥園に連れていってくれました。
余りに沢山、美しい鳥がいるので不思議に思うと、ここでチェンマイ動物園用の鳥たちを飼育しているそう。
入口で九官鳥が「コップンカッ」と流暢なタイ語で挨拶してくれますが、余りにも人の声にそっくりなので、ビックリしますわ。
美し過ぎる~。
小田原城の孔雀とは全然違いますな。
その上、孔雀は1匹や2匹じゃぁありません。
羽の艷やかな奴らばかりが沢山おります。
動物園を出てから、
「どこに行きたい?村を見たいか?」
と尋ねれ、是非見たいと言うと、オッチャンの住む村まで連れて行ってくれました。
途中、コーヒー畑が沢山あり、丁度花の季節で良い香りが道中に漂います。
メーサローンに沢山あったコーヒー農園で栽培されていたのはアラビカ種。
ここはロバスタ種を育てているそうです。
コーヒーの花はジャスミンに似た良い香り
村には40世帯が暮らしているそうです
家の中。開け放したドア。何人か村人が覗きにきました
またまた果汁0%の激甘ケミカルジュース登場
奥さんがロティ屋台をやっているらしく、ロティとバナナをご馳走に
これ↑が原料だそうです(ノ∀`)うん、知ってたかも☆彡
アイスグリーンティーを作るには、水に茶っぱを直に入れ、2晩程寝かすらしいっすよー
オッチャンの家で20分程休憩兼食事。
甘いロティと甘くないヤツを1本ずつ、そしてバナナを頂きました。
お土産にお寺のお守りと残ったバナナ、そして枕以上に大きいビニール袋入り自家栽培のお茶っ葉を渡されるワタシ。
有難かったが、これからの旅、ぶら下げてウロウロする自信が無かったので、お茶っ葉は小さなビニール小袋2つで許して貰った。
帰りに、オッチャンの村からチェンライ行きのバス停へ向かう途中にある、奥さんが屋台を出しているというマーケットへ寄る。
あいにく奥さんは席を外しており、奥さんの妹さんとご挨拶。
奥さんの妹さんがやっているかき氷屋台で、妹さんに渋々ご馳走してもらう
冷たくて美味しいわ~♥
バス停まで無事送り届けられ、今日のツアー代を聞くと、
「いくらでも良い。お金無かったら気にするな。」
との事。
500バーツ払うと。
「帰るお金あるの?」
と人の財布を心配して、勝手に中を覗くオッチャン。
本日も素晴らしい経験と優しさを有難う。
何だか毎日、嬉しくて楽しい事ばかり。
オバチャン(ワタシ)は今、何を学んでいるのでしょうかね。
それとも、旅から何かを学ぶだなんて、単なる言い訳で、働かずに単に毎日ぷらぷらし、時間と金を浪費しているだけなのでしょうかね。
出来れば、下腹に貯まりにたまった、満期の脂肪貯金を浪費したいわ。
(今日の川柳)
♪親戚が 変な外人 連れてきた♪
♪何でやねん 私がおごらにゃ いけないの?♪
*奥さんの妹さんの気持ちになっての一句